スギ花粉症の舌下免疫療法

スギ花粉が飛んでいない夏頃が治療開始時期となります。
スギ花粉の抗原を用いて身体をスギ花粉に慣れさせるスギ花粉症根治的治療法です。
最低3年間の毎月の通院が必要です。
およそ70%の方の症状が軽快します。
禁忌
- 心疾患のある方
- 抗不安薬や向精神薬内服中の方
- 妊娠中の方の新規治療
- 気管支喘息のある方
- 口腔内疾患のある方
- 悪性腫瘍のある方
- 免疫疾患のある方
- 舌下免疫療法でアナフィラキシーショックがあった方
尚、初回投与や通院があいた方は導入として門前薬局で1回量をもらいに行き、院内で医師の前で投薬しアナフィラキシーショックという命にかかわる反応がないか確認するため 院内で30分待機が必要です。
舌下免疫療法の注意点
2週間の休薬はそのままの維持量で再開します。
2週間を超えて、1ヶ月以内の休薬は当院へお越しください。当院でお薬を内服していただき、アナフィラキシーなど問題がないか確認します。
問題がなければ、次回からご自宅で内服してください。
1ヶ月以上の休薬は増量期である低用量から内服を開始致します。その場合、花粉飛散期には内服できませんので、来シーズンから内服開始となります。
休薬理由が喘息発作などの場合は、再投与はリスクがありますので当院へお越しください。