睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群には閉塞性と中枢性があります。
中枢性とは心臓の病気や肺の病気が原因ですので内科での治療が必要です。
もっとも頻度が多いのが閉塞性です。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療には保存的治療と手術的治療方法があります。
手術的治療は適応が限られ効果も限定的です。
保存的治療には以下の治療があります。それぞれ重症度により適応が異なります。
- 側臥位睡眠(横向きに寝ること)
- 口腔内装具(マウスピース):適応が限られます。作成には3万円程度費用がかかります。
口腔内装具を作成することの出来る専門の歯科への受診、検査が必要です。 - 減量(体重を減らすこと)
- CPAP加療:保険適応が限られます。
CPAP装着について
マスクの装着方法
CPAP治療ではマスクの正しい装着が極めて重要です。
マスク装着が不十分だと空気漏れが生じて十分な陽圧がかからないだけでなく、装着感の不快さから眠りを妨げる原因にもなります。
以下にマスク装着時のポイントを示します。
➀フィッティングの基本
マスクは鼻や口に当てた際、周囲に隙間ができないよう位置を整えます。
ストラップ(ベルト)は左右均等に引き締め、きつすぎず緩すぎずを心がけます(指1本が入る程度の余裕が目安です)。
強く締めすぎると皮膚が圧迫され痛みや跡の原因となり、緩すぎると空気漏れの原因になります。
あらかじめ、バンドを調節しておいて装着するのも良いと思います。上下左右均等に少し(個人差はありますが1㎝程度)バンドを短くします。
➁装着後のチェック
マスクとストラップを装着したら、鏡の前で位置を確認し、鼻や口の周囲から空気が漏れていないか手で感じてみます。
実際にCPAPの送気を開始した際にマスクがわずかに膨らみ顔にフィットするくらいの締め具合が理想です。
寝る姿勢(仰向けや横向き)でも一度頭を動かしてみて、マスクがずれないか確かめましょう。
➂口呼吸への対策
ネーザルタイプ(鼻マスク)の場合、口を開けてしまうと空気が口から漏れてしまいます。
基本は鼻呼吸を意識します。鼻で押し返すイメージです。
鼻づまりがある場合や口呼吸の癖が強い場合には、初めから鼻と口を覆うフルフェイスタイプのマスクを検討しましょう。
正しい装着さえできれば、CPAPの効果は最大限発揮されます。
マスク装着に違和感があるときは我慢せず、サイズ違いのマスクやクッションパッドの交換なども検討してください。
CPAPは保険診療で行っております。 毎月の受診により使用状況の管理をしないと保険診療の継続が困難となります。

