小児副鼻腔炎

小児副鼻腔炎とは

アレルギー体質や手などから細菌が鼻、口へ感染することです。
近年は抗生物質が効きにくい薬剤耐性菌が増えております。

症状

2週間以上続きます。また小児は副鼻腔炎を繰り返します。
抗生物質はあまり長くは処方できません。3日あるいは4日日処方し経過をみて再度処方するか判断致します。効果がなければ抗生物質を変更します。

治療

鼻汁から細菌検査を行い、細菌により効果的な抗生物質を選択します。
診察時に細菌感染が疑わしく、症状が強い場合は細菌検査の結果を待たずに抗生物質を処方する場合があります。

注意点

保育園、周囲の喫煙、兄弟がいることなどがリスクとなります。
繰り返す場合は保育園をお休みすることも大事です。

合併症

急性中耳炎 耳管という管でつながっているため、小児は合併の頻度が高いです。
耳の診察も必要です。鼻から耳へ感染を引き起こします。
眼窩内合併症まれですが視力を失う場合があります。手術が必要となります。
頭蓋内合併症まれですが脳に膿がたまる場合があります。こちらも手術が必要となります。